エアコン モード=自動 温度設定=±0度 風量=自動 風向=下固定
換気 モード=冬 風力=中
今週は、諸般の事情によって15日(水)の朝9:00までエアコンが停止していました。
換気システムは稼働しています。
そのおかげで、
「エアコンOFFで 屋外が7.1℃まで下がった15日の明け方」と
「エアコンONで 屋外が5.6℃まで下がった16日の明け方」を
比較することができました。
以下がその比較グラフです。(クリックで拡大)
15日の夜半~明け方はエアコンがOFFで、16℃前後まで下がっています。
16日の夜半~明け方はエアコンがONで、リビングが17.7℃、2階が19.2℃でした。
屋外温度の下がり方に比べて、エアコンOFFでもゆっくりと下がっているのがわかります。
また、暖房中は温度差が比較的大きいという傾向がここでも出ています。
エアコンよりも床暖房をメインにしたほうが、効率的な暖房ができそうです。
平均気温が19.9℃だった9月からに対して今月は13.7℃。
6.2℃下がり、屋外の最低気温が1.7℃まで下がる日もありました。
ここまでの実験で、エアコン1台で全館まかなえそうだ、ということが見えてきましたので、
焦点は「果たしてどのくらいの電力量で快適をキープできるのか」に移ってきました。
で、平均気温が13.7℃まで下がると、消費電力量は先月比で70%アップという結果でした。
朝晩の冷え込みはもちろん、日中も気温が上がらないぶんエアコンの稼働も増えたようです。
この先、さらに気温が下がってきますが、消費電力量の動向に注目していきます。
|
平均 |
最高 |
最低 |
屋外 |
13.7℃ |
24.7℃ |
1.7℃ |
リビング |
20.1℃ |
28.0℃ |
16.2℃ |
2階主寝室 |
21.3℃ |
27.6℃ |
16.0℃ |
脱衣所 |
19.4℃ |
25.1℃ |
15.5℃ |
床下 |
19.0℃ |
21.6℃ |
17.0℃ |
|
月合計 |
1日平均 |
発電量 |
421.0kWh |
13.6kWh |
うち自家消費量 |
39.9kWh |
1.3kWh |
差引売電量 |
381.1kWh |
12.3kWh |
売電金額 |
13719.6円 |
422.6円 |
|
月合計 |
1日平均 |
消費電力量 |
154.8kWh |
5.0kWh |
電気料金換算 |
4164.1円 |
134.3円 |
電力自給率 |
337.1% |
売電価格は1kWhあたり36円で換算、電気料金は1kWhあたり26.9円で計算しています
エアコン モード=自動 温度設定=±0度 風量=自動 風向=下固定
換気 モード=冬 風力=中
今週は7日間のうち4日で屋外の最低気温が5℃を下回り、先週より1日多くなりました。
着実に冬に向かって進行中のようです。
室内の温度は先週とほぼ変わらず16・7℃~20℃辺りで
消費電力量も先週とほぼ同じでした。
気になったのは、消費電力量が最も多かった日が11月3日だったことです。
この日は最低気温が5.5℃とそれほど下がってはいないのになぜ?
そこで、今週最も最低気温が低かった11月5日、
それから最も消費電力量が少なかった11月7日と比較してみました。
気づいたのは屋外の最高気温の差です。
5日・7日ともに16℃台だったのに対し3日は13.9℃まで。
しかも、屋外の気温が15℃を上回ったのが、5日が2.5時間、7日は5時間ありました。
どうやら、この差が消費電力量つまり暖房に使うエネルギーの差になったようです。
最低気温にばかり目が行きがちですが、日中の気温も重要ですね。
11月のまとめです。
屋外の平均気温が10℃を下回るようになり、いよいよ寒さも本格化してきました。
今月注目したいのは、床下の温度です。
床下は平均気温が17.6℃で最高と最低の差が2.1℃しかありません。
リビングでの最高と最低の差が6.7℃ですから、いかに一定に保たれているかがわかります。
床下は、基礎と土台の間を密閉し、基礎の内側には断熱材が張り巡らされています。
空気の循環はほぼ換気システムのみで、完全に管理された空間となっています。
もともと、床下は温度が一定に保たれる傾向が強いので、
昔から床下収納などとして活用されてきました。
換気システムが供給する外気は一度床下を通って室内に供給されるのですが、
床下を通ることで、夏は外気より涼しく、冬は外気より暖かい空気となって室内に供給されます。
つまり、その分冷暖房のエネルギー消費量を抑えられる、という訳です。
|
平均 |
最高 |
最低 |
屋外 |
8.4℃ |
19.8℃ |
-0.3℃ |
リビング |
19.8℃ |
23.5℃ |
16.8℃ |
2階主寝室 |
19.9℃ |
21.4℃ |
18.4℃ |
脱衣所 |
19.1℃ |
21.0℃ |
16.2℃ |
床下 |
17.6℃ |
18.8℃ |
16.7℃ |
|
月合計 |
1日平均 |
発電量 |
326.1kWh |
10.9kWh |
うち自家消費量 |
45.5kWh |
1.5kWh |
差引売電量 |
280.6kWh |
9.1kWh |
売電金額 |
10101円 |
325.9円 |
|
月合計 |
1日平均 |
消費電力量 |
190.3kWh |
6.3kWh |
電気料金換算 |
5119.1円 |
165.1円 |
電力自給率 |
180% |
売電価格は1kWhあたり36円で換算、電気料金は1kWhあたり26.9円で計算しています
エアコン モード=自動 温度設定=±0度 風量=自動 風向=上下スイング
換気 モード=冬 風力=中
床暖房 作動時間=5:00~22:00 温度設定=10段階の1
今週は、シーズン最初の冬将軍到来で、本格的な雪が降り、
気温もしっかりと氷点下を記録しました。
屋外気温の平均を比べてみると、先週は 最高が13.9℃ 最低が5.4℃ だったのに対し
今週は 最高が4.8℃ 最低が-1.1℃ と数字を見ているだけで身震いしてしまいます。
天気予報でも「真冬並み」というコトバが連発されていましたが、
先週の平均と過去の月別平均(庄原市)と比較すると、
最低気温は「平年並み」ですが、最高気温は「1月並み」(12月のほうが高い)
というわけで、特に日中の気温が上がらなかったことがわかります。
さすがにエアコンがよく動き、消費電力量も先週と比較して約2.5倍となっております。
ちなみに、夏に最も消費電力が大きかった週と比べても約2.2倍となっています。
また、今週も床暖房を運転しまして、ガス使用量は1日平均で 0.94㎥ でした。
電気は2.5倍でしたが、床暖房でのガス使用量はは1.25倍、ということで、
ガスによる床暖房、「なかなかやるな」という感じです。
比較的温暖な地域ではガス床暖房は「ちょっと高くて……」という印象かもしれませんが、
寒冷地では、床暖房を低めの温度設定で稼働させるのが、
暖房効率のアップにつながる可能性があります。
ただ、あくまで高断熱、高気密であることが前提であることは、言うまでもありませんが。
エアコン モード=自動 温度設定=±0度 風量=自動 風向=上下スイング
換気 モード=冬 風力=中
床暖房 作動時間=5:00~22:00 温度設定=10段階の1
今週は、最高気温が10℃を超える日が無くなり
先週に続いて雪が積もる日もある寒い一週間でした。
今週注目したいのは、床下です。
これまでも何度か、床下の「温度変化の少なさ=安定している」、
という特徴をご紹介してきましたが、
ここで実際の数字を比較してみたいと思います。
今年の夏、最も暑かったのは7月25日でした。
屋外の最高温度は 35.2℃
床下温度は 最高=20.8℃ 最低=20.6℃
一方、今週最高気温が一番低かったのは12月14日でした。
屋外の最高温度は 2.3℃
床下の最高温度は15.8℃ 最低温度=15.6℃
外部の温度差が 35.2℃ なのに対して
床下の温度差はわずか 5.0℃ です。
床下は1日の温度差の少なさもさることながら、
年間を通しても温度が極めて安定おり、
「私はむしろ床下に住みたい」
と思う人が出てきてもおかしくないような状態です。
室内に入る空気は換気システムの吸気口から熱交換システムを通って床下に送られます。
もちろん、床下まで断熱・気密をしっかりしているためではありますが、
外からの空気が、この安定した温度帯を通過することで、
光熱費のさらなる削減が実現できるのです。
【次週予告】
ついに、エアコンを止めて床暖房のみにしたらどうなるのか!?という実験を行います!
お楽しみに!!
エアコン 完全停止
換気 モード=冬 風力=中
床暖房 作動時間=24時間 温度設定=10段階の5
床暖房のみにしたらどうなるか!?実験
諸般の事情により1週間飛んでしまいましたが、12月22日~28日の結果です。
予告通り、今週は「床暖房のみにしたらどうなるか!?実験」を行いました。
この「ちょっとやってみたいけどガス代怖くて出来ない実験」の結果発表です!
1日平均のガス使用量は 2.37㎥ となりました。
これは真冬並みの寒波が来た12月1日の週
(エアコンと併用しつつ温度設定は10段階の1)と比較すると
実に2.5倍と大幅に増加しました。
室内の温度はリビングで 1℃ 、2階主寝室で 4℃ 程度低くなりました。
やはり、床暖房は補助的に弱く使うほうが向いているようです。
なんとも、当り前な結果になって申し訳ないのですが、
ただし、この床が暖かくなるという床暖房の有無は快適性のうえで
大きな違いとなることだけは確かです。
なお、今週より一覧表をリニューアルし
外部・1階・2階のみの温度と湿度のグラフを追加しました。
まず、エアコンと床暖房の併用
次に、床暖房のみ
そして、初心に返ってエアコンのみ
最後に数字で確認
消費電力についても条件が一定ではないので、平均値にあまり意味はありません。
太陽光発電の結果としてご覧ください。
(雪が多くて発電量は伸びませんでした)
|
月合計 |
1日平均 |
発電量 |
192.7kWh |
6.2kWh |
うち自家消費量 |
56.8kWh |
1.8kWh |
差引売電量 |
135.9kWh |
4.4kWh |
売電金額 |
4892円 |
158円 |
|
月合計 |
1日平均 |
消費電力量 |
337.7kWh |
10.9kWh |
電気料金換算 |
9084円 |
293円 |
電力自給率 |
64.2% |
売電価格は1kWhあたり36円で換算、電気料金は1kWhあたり26.9円で計算しています
エアコン モード=自動 温度設定=±0度 風量=自動 風向=上下スイング
換気 モード=冬 風力=中
床暖房 停止
1.初心に返って「エアコンのみ」
「エアコン1台で快適」を謳っておきながら、
床暖房というあたたかオプションに目が眩んでいましたが、
今週は初心に返ってエアコンのみにしました。
また、ちょうどよく(?)寒波も来てくれて、
なかなか実のあるデータがとれたと思います。
まずは温度の推移をグラフでご覧ください。
床暖房からエアコンに切り替えると1階と2階の温度が逆転して、
その後2℃くらいの温度差で安定しました。
年明け寒波の到来で屋外は日中でも氷点下の日がありましたが、
室内はほぼ一定の温度帯で推移しています。
年明けからは雪も結構降りましたので、
太陽光発電も苦戦しております。
そのあたり、消費電力量とともに確認してみましょう。
さすがに寒波が到来した1日以降は電気代がかさんでいます。
30日と比較しても屋内が同じ温度にするためには、
1.5倍の電力を必要としています。
と、表現すると「電気代高い!」というイメージを持ってしまいますが、
この場合は1軒の家全体がほぼ同じ温度に保たれたうえでのことですので、
これを10年前の家でやった場合の電気代を考えると・・・・・・
という訳で、やはり寒い日はエアコンもがんばっている
という至極当り前の結論になってしまいましたが、
最後に今週の一覧表をどうぞ。
エアコン モード=自動 温度設定=±0℃ 風量=自動 風向=下固定
換気 モード=冬 風力=中
床暖房 停止
まずは、グラフをどうぞ。
「自動」設定のエアコンのみで24時間稼働という条件のもと、
室内の温度はいつものように安定した状態を保っています。
今週は、その安定した状態を保つための消費電力と
太陽光発電の量を一緒に表示してみました。
グラフ上の屋外の温度(水色の線)と消費電力(赤の面グラフ)が
見事に反比例しているのがよくわかります。
つまり、寒くなれば消費電力が増えるということです。
これに対して、室内の温度がそれほど屋外の温度の
影響を受けず、ほぼ一定のラインを描いています。
断熱性能・気密性能で劣る家では、これが屋外と同じラインを描きます。
これは、エアコンの仕事がきちんと結果として表れている
つまり、高断熱・高気密と全館換気が機能しているということです。
それでは、最後に今週のデータ一覧です。
1月は初心に返って「エアコン1台」での1ヶ月でした。
平均気温が1.1℃と庄原の平年より多少高かったのですが、
その内訳は最高気温が平年より5℃近く高く、最低気温は平年より4℃近く低い
という、ふり幅の大きな1ヶ月でもありました。
|
平均 |
最高 |
最低 |
屋外 |
1.1℃ |
10.7℃ |
-6.5℃ |
リビング |
16.9℃ |
18.9℃ |
15.3℃ |
2階主寝室 |
19.5℃ |
21.1℃ |
18.0℃ |
脱衣所 |
15.6℃ |
17.3℃ |
14.3℃ |
廊下 |
14.0℃ |
14.9℃ |
13.5℃ |
|
月合計 |
1日平均 |
発電量 |
237.8kWh |
7.7kWh |
うち自家消費量 |
94.3kWh |
3.0kWh |
差引売電量 |
143.5kWh |
4.6kWh |
売電金額 |
5166円 |
166.6円 |
|
月合計 |
1日平均 |
消費電力量 |
548.7kWh |
17.7kWh |
電気料金換算 |
14760円 |
476.13円 |
電力自給率 |
45.6% |
売電価格は1kWhあたり36円で換算、電気料金は1kWhあたり26.9円で計算しています